金鎚で施されたチリ目鎚目で川の流れを表現したボディに、銀桜と3つの大きさの桜を打刻したデザインが特徴の仕上げ違いのペアリング。
舞った桜の花びらが川面に浮遊しているようなデザインは手元に繊細かつ柔らかい印象をもたらします。
燻し仕上げと桜の意匠を軸に、龍頭らしい重厚感と日常で身に着けやすいまとまりを両立させました。細部まで均一に整え過ぎず、職人の手が生むわずかな表情の違いを作品の個性として残しています。
燻しによる深い陰影が凹凸や彫りを際立たせ、使い込むほど地金との濃淡が味わいを増していきます。
職人が地金と向き合い、一点ごとの表情を見極めながら完成させます。長く使うほど持ち主の時間が重なり、自分だけの風合いへ育っていきます。