霰刺又龍剣 ペンダントトップは、武具を思わせる緊張感のある造形を形づくる銀の地金へ職人が突起を一つずつ打ち出したペンダントで、連続する凹凸が光と影を細やかに捉え、静かな中にも芯のある存在感を生み出します。
鏨を打つ力や位置のわずかな違いが表面の陰影となって現れるため、手仕事ならではの固有の表情を楽しめます。
磨かれた銀の明るさと突起の間に生まれる影が重なり、見る角度ごとに表情を変えます。
武具を思わせる緊張感のある造形を余白ごと丁寧に整え、単品で着けても意匠が埋もれない存在感に仕上げています。
高さ約80mm 最大幅約23mmというスケールを活かし、装いの中で霰の質感が自然に伝わるバランスです。
伝統技法【霰】について霰(あられ)は、鏨を使って金属の表面に小さな突起を幾重にも打ち出す、日本の銀器に受け継がれてきた伝統技法です。
均一に見える一つひとつの突起にも、鏨を置く位置、金鎚を振り下ろす力、地金の状態を読む職人の感覚が宿ります。
緻密に連なる突起は、光を受けるたびに細やかな陰影を生み、静けさの中に力強さを感じさせます。
龍頭では、古くから釜や急須などの銀器を彩ってきた霰を、胸元で楽しめる「身に着ける伝統」へと昇華しています。