生弓矢の直線に菊紋の端正な意匠を組み合わせた造形を立体的に仕立て、曲線と直線が捉える光と影によって、弓を引き絞る緊張感を表現しています。
磨かれた銀の光と造形の奥に生まれる影が重なり、弓矢の緊張感を立体的に伝えます。
金の温かな色と銀の静かな光を対比させ、伝統技法の表情に品格あるアクセントを加えています。
全長約54mm 最大幅約33mmというスケールを活かし、装いの中で霰の質感が自然に伝わるバランスです。
日本神話に伝わる生弓矢について生弓矢(いくゆみや)は、日本神話において須佐之男命が所持していた三種の宝の一つとして伝えられる弓矢です。
大国主命がこの宝を用いて八十神を退け、葦原中国を平定したとされる物語から、困難を切り開き、進むべき道を射抜く象徴として受け継がれてきました。
また、弓矢は古くから魔除けや縁起物として親しまれ、狙いを定めて願いへ向かう姿から、願掛けや御守りにも通じる意匠です。
龍頭では、弓のしなやかな曲線と矢の鋭い直線を職人の手仕事で整え、日本神話の物語を現代の胸元で楽しめる作品へ仕立てています。