フェザーの半面に日本の伝統的な意匠である乱菊を配し、もう半面には八咫烏の羽根を表現したペンダントトップ。
片側には同一サイズの菊が咲き重なる緻密な乱菊模様を施し、反対側には一本一本の羽筋を繊細に刻み込んでいます。
異なる二つの意匠を中央の羽軸で分けることにより、華やかな乱菊と力強いフェザーが一枚の中で調和するデザインに仕上げました。
乱菊の花弁やフェザーの羽筋には燻しによる深い陰影を与え、磨かれた銀色の凸部と黒く落ち着いた凹部による鮮明な対比を生み出しています。
細かな模様の奥に燻しの黒色が残ることで、一輪ずつ連なる菊の輪郭が力強く浮かび上がり、反対側のフェザーには羽筋に沿った立体感と重厚な表情が生まれます。
上部には立体的に造形した八咫烏を配置。
一般的なバチカンを取り付けるだけではなく、八咫烏が嘴で丸カンを咥えている姿を表現しています。
チェーンを通すために必要な丸カンそのものを意匠の一部に取り込み、正面だけでなく側面から見た際にも八咫烏の表情や嘴の造形を楽しめます。
八咫烏の羽毛や顔の細部にも燻しを施すことで、小さな立体造形の中に力強い陰影と確かな存在感を与えました。
全長約74mmの縦長フォルムは単体でも十分な存在感があり、胸元の主役として和の装いから普段のスタイルまで幅広くご利用いただけます。
乱菊について同一サイズの菊が入り乱れるように咲く姿を表した乱菊。
本作品では、フェザーの片側を埋め尽くすように菊の花を配置し、一輪ごとに花弁の形と重なりが伝わる細密な意匠に仕上げています。
同じ大きさの菊を繰り返し配しながら、フェザーの輪郭に沿って模様を展開することで、統一感の中に連続する花の流れと密度のある表情を生み出しました。
整然とした一つの菊紋とは異なり、幾つもの菊が連なる乱菊が、反対側に刻まれたフェザーの羽筋と鮮やかな対比を生み出します。
燻しによって花弁の間や菊の周囲が黒く引き締まり、銀色に輝く花の輪郭を一段と鮮明に際立たせています。
八咫烏について「日本書紀」や「古事記」にも登場する八咫烏(ヤタガラス)は、三本足の姿を持つ霊鳥です。
神武天皇を熊野から大和へ導いたことから「導きの神」として信仰され、太陽の化身とも伝えられています。
龍頭では、その羽根や力強い姿を職人の手仕事によって表現し、身に着ける方の進む道を照らす意匠として作品へ落とし込んでいます。