鏨を打つ強弱によって花弁が広がる乱菊の表情が光を受けるたびに表情を変えるよう、輪郭や厚み、陰影の深さまで職人が丁寧に整えています。
磨かれた銀の光と細部の高低差に生まれる影が重なり、輪郭や彫りの奥行きを立体的に伝えます。
主題の周囲に残す余白や外周の厚みまで丁寧に整え、単品でも重ね着けでも意匠が埋もれない存在感に仕上げています。
長さ約20mm 最大幅約11mmの寸法を踏まえ、細身の輪郭が装いへ自然になじむ繊細な大きさに整えています。
龍頭の愛国・菊紋作品について菊は日本を象徴する花として文化や歴史の中で大切にされ、端正に重なる花弁は品格と気高さを感じさせる意匠です。
龍頭では、菊紋の整然とした美しさだけでなく、鏨を打つ強弱によって一つずつ表情が異なる乱菊など、多彩な表現へ発展させています。
八咫烏、龍、虎、矢尻、鎚目など日本の意匠や手仕事と組み合わせることで、伝統への敬意を現代の装いに取り入れられる作品へ仕立てています。
職人が一点ずつ地金を整え、彫りや打刻を施すため、均整の中にも手仕事ならではの奥行きと個性を楽しめます。